金融コラム 決算ピーク! AI速報、決算スコアの勝率は? 大相撲年間最多勝と比べた (2017/02/10)

 主要企業の決算発表(主に2016年4~12月期決算)がピークを迎えています。QUICKの集計によると、10日は480社超の企業が決算を発表します。主要どころではNTTや三井不動産、東京急行電鉄、中小型・成長期待株ではミドリムシのユーグレナやバイオのそーせいなどが予定しています。

「決算スコア」は数百社の業績発表後の株価の反応を瞬時に予測

 数百社に上る企業の決算内容や決算結果を詳細に分析するのはもちろん、発表後の個別企業の株価は上がりそうなのか、下がりそうなのかまでを予測するのは大変、骨の折れる作業になります。

 少しでも分析作業の時間短縮につながる便利なツールはないのか?そんな問いに応えるのがQUICKが提供する「AI速報」です。

 AI(人工知能)を活用した自動解析ニュース「QUICK AI速報」では、決算や業績予想の修正を発表した企業を対象に、統計的に株価インパクトを数値化した「決算スコア」を算出しています。

 決算スコアは過去10年近い発表内容を分類・集計して算出したもので、数値は「+■.■■」「-■.■■」といった形で表示されます。決算スコアが「プラス(+)」の場合は過去の反応から株価が統計的に上昇するケースが多く、反対に「マイナス(-)」の場合は下落するケースが多いということを示しています。

9日の決算スコア、「ポジティブ」の勝率は7割

 では決算スコアで企業の株価インパクトをどう判断したのか、9日のケースで見てみましょう。9日も数百社が決算や業績修正を発表しましたが、決算スコアで株価インパクトが「ポジティブ(+の方向)」と判断したのは64銘柄になりました。

 このうち、実際に決算スコアで算出した通り株価が上昇したのは45銘柄、下落したのは19銘柄でした。仮に判断通り上昇した銘柄を「勝ち」、下落した銘柄を「負け」として勝率を計算すると勝率は「7割」となりました。

【QUICK端末に流れたニュース】

稀勢の里関の年間勝率は77% セ・リーグ覇者、広島カープは63%

 「勝率7割」が高いとみるか、低いとみるかは個人差があるでしょうが、参考として世の中の勝率の例をご紹介しておきます。

 2016年に大相撲で史上初めて年間優勝0回(6場所)での最多勝を獲得した稀勢の里関は通算、69勝21敗で勝率は77%でした。一方、プロ野球で2016年に25年ぶりのセントラル・リーグ優勝を成し遂げた広島カープの成績は89勝52敗2分で勝率は63%でした。

 ちなみに、9日の決算スコアで「ネガティブ(-の方向)」と判断したのは102社。このうち判断通りに株価が下落したのは68社となり、勝率は67%でした。

AI速報は学習し、さらに深化する

 先ほども述べたように、決算スコアは過去10年近い決算・業績発表の内容を分類・集計したものですが、当然、今回の決算内容と株価インパクトも学習内容の一部になります。日々、学習し、データを蓄積することで「QUICK AI速報」はさらに深化していきます。

 

 

(QUICK NewsLine)

 

QUICK AI速報 上場企業の適時開示資料や株価情報を自然言語理解技術など最新のAI(人工知能)を使って瞬時に読み解き、自動解析ニュースとしてサービスしています。現在、「企業開示速報」と「株速報」の2種類をサービス中。「企業開示速報」は東京証券取引所適時開示情報閲覧サービス(TDnet)と金融庁の開示書類に関する電子開示システム(EDINET)の一部情報を自動解析の対象としています。

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