金融コラム 米国株、ダウ初の2万ドル トランプ大統領も「グレート!」 (2017/01/26)

米ダウ平均、1896年の算出開始から初の2万ドル

(表は直近の節目1万9000ドルを上回った2016年11月22日から2017年1月位25日(42営業日)のダウ平均採用銘柄の株価上昇率ランキング)

 

25日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸した。前日比155ドル80セント(0.8%)高の2万0068ドル51セントで終え、1896年の指数算出開始から初めて2万ドルの大台に乗せた。トランプ政権が掲げている大規模な減税やインフラ投資により米経済の成長期待が高まった。トランプ氏は20日に米大統領に就任、今後は具体的な政策の実行能力が問われる。

「グレート!」。25日に米ダウ平均が初めて2万ドルに到達すると、トランプ氏はツイッターでつぶやいた。昨年11月の米大統領選でトランプ氏が勝利して以降、米株式市場では株高が続いていた。足元で発表されている好調な米企業の2016年10~12月期の決算も追い風になった。

1000ドルの節目超えは過去2番目の早さ

米ダウ平均は米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが1896年に算出を開始した。今回の米株高の上昇スピードは異例の早さだ。25日に2万ドル超えを達成した米ダウ平均は1000ドルごとの節目を抜いた記録が64日間と過去2番目の早さだった。最短記録は1999年3月29日に1万ドルを到達してから同年5月3日に1万1000ドルを突破した35日間だ。

米大統領選前には多くの市場関係者が「トランプ氏が当選すれば先行きの不透明感から米株安になる」と見ていた。2015年末時点では金融機関の「びっくり予想」でトランプ氏の勝利が上げられていたほどだ。想定外のトランプ氏の勝利、さらには米株高が続いて米ダウ平均は2万ドルを突破した。

米国から見た日本株は2000年以降で最高水準 

かつてない米株高につれて日本株も上昇している。26日午前の東京株式市場で日経平均株価は前日比276円(1.4%高)まで上昇する場面があった。外国為替市場で円相場は前日の大引け時点より円高方向に進行した一方での日本株の上昇には投資家心理の改善が見てとれる。

実は、米国から見た日本株は記録的な高水準だ。ドルベースでみた日経平均は26日に一時、170.28ドルまで上げた。取引時間中としては2015年6月24日(169.13ドル)を上回り、QUICKの日足ベースのデータで確認できる2000年6月以降で最高水準に達した。外国人投資家から見れば日本株の魅力も高まっていきそうだ。

【QUICKコンテンツ編集グループ:片野哲也】

(QUICK NewsLine)

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